農産物検査法に基づく米麦の成分検査
当協会は、昭和27年の設立以来、公正な第三者検定機関として、米麦等の穀物をはじめとする農産物や飼料、食品等の安全性や品質向上の要請に応えるため、早くから研究施設・人員の整備拡充に努めてまいりました。
成分検査の検査場所は、広く皆様のご依頼に応じられるよう、全国4ヵ所に設置し、充実したスタッフと最新鋭の機器を配備しています。全国組織の検査機関として、全国統一された高レベルの「厳正、的確、迅速」な検査を実施しております。
また、当協会は、食品衛生法に定められた登録検査機関として、残留農薬の分析等安全性検査をはじめ、DNA分析による米の品種判別や、大豆の遺伝子組換え検査などを行える最先端の施設・機材・人材を備えております。
農産物の種類 | 外国産及び国内産米穀、外国産及び国内産小麦 | |
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検査項目 | 米穀 | たん白質 |
アミロース | ||
小麦 | たん白質 | |
でん粉 | ||
検査を行う区域 | 全国 |
成分検査の実施方法
たん白質検査
ケルダール法により、ケルテックオートサンプラーシステム(写真:上)や、近赤外分析装置(写真:下)を利用して、迅速に測定します。
でん粉検査
(フォーリングナンバー)
落球式粘度計(フォーリングナンバー)により、でん粉が糊化した際の粘度を測定します。
アミロース検査
分光光度計を使用して、ヨウ素呈色比色法により呈色度合いを測定し、アミロースの含有量を定量します。